理論と実践 2005 5 31
時々、理論と実践は、違うことがあります。
一般的に、日足や週足に、上ひげが出た時は、上値が重い、
あるいは、天井が近いと言われます。
チャートの教科書にも、そう書いてあるでしょう。
しかし、実際には、上ひげをつけながら、どんどん上昇していく銘柄もあるのです。
それが、下の図のようなチャートです。
このように、いつも理論どおりになるとは限らないのです。
こうしたケースでは、出来高で判断する必要があるかもしれません。
出来高が多い場合は、上昇トレンドは続くと考えてもよいでしょう。
そういうわけで、夜、日足チャートを見たら、
「上ひげのある日足」だったという場合は、がっかりするでしょうが、
翌日も、「上ひげのある日足」で上昇することもあるのです。
もちろん、そうならない場合(つまり教科書どおり)もありますので、
注意する必要があります。